この度、平成26年10月中旬に (一社)日本冷凍空調設備工業連合会(日設連)の事業であるEU冷熱ビジネス視察会に五島冷熱として参加いたしました。
同視察の目的は、EU最大の冷凍冷蔵空調関連の展示会であるCHLLVENTA 2014(チリベンタ2014、ドイツ、ニュルンベルグ)に参加して、 最新のEU冷熱事情を知るためです。特に、最近のEU各国では、環境保護対策からフロンガスを使わない自然冷媒(CO2冷媒)などが、どんどん採用されてきています。従来、大型の冷凍機だけが、その対象でしたが、現在は、中型・小型冷凍機にも冷凍機の自然冷媒化が進んでおります。
その他、暖房機器メーカー、自動機器メーカー、CO2冷凍冷蔵システムを採用しているスーパーマーケットを訪問し、現地企業との交流や技術研修を行いました。
1.フィースマン
(ドイツ、フランケンブルグ)
暖房器、ボイラー等の総合メーカーですが、特に、最新型の太陽熱パネルについて研修いたしました。
・・・1枚あたりで約300Lの温水を作ります。、従来方式ではない2次冷媒方式で高効率タイプの太陽熱パネル・・・
2.EUROSPAR
(イタリア、ヴィピテノ)
CO2トランスクリテカルシステム採用のBMS対応の環境保護、自然エネルギーを利用したスーパーです。CO2冷凍機は、高圧力運転を行いますので、圧力制御が全自動化され、さらに、監視制御できるようになっております。また、CO2冷凍機の排熱回収も温水として駐車場のロードヒーティング熱に使用されておりました。
3.CAREL
(イタリア、パドバ)
自動機器、制御システム、加湿器のメーカーです。その、CO2冷凍機対応の自動制御システム、CO2冷凍機の効率化の研究(日本のメーカーからも多くの委託研究があります。)などを行っております。実際に工場内のライン組立など見学いたしました。
五島冷熱では、これからも、サステナブルで環境負荷の少ない冷凍冷蔵システムを取り入れ、省エネ・省資源を実行し、未来社会に貢献いたしますので、よろしくお願いいたします。